valuable/precious “貴重な”“大切な”を英語で何というべきか?

precious
貴重な時間、大切な人、大切な思い出、貴重な経験、日本語の場合は「大切」と「貴重」は殆ど同じ意味で使ってるけど、英語の場合はどうだろう?


今日はこの「大切」「貴重」を意味する2つの単語、preciousvaluableの意味の違いと、どういう時につかうのがピッタリなのか説明するね。

valuable


辞書を引くと「貴重な」って訳が出てくるけど、特に金銭的に貴重だって言う時に使うんだよ。だから「価値ある」って日本語がピッタリの訳だね。例えば、

valuable time
価値ある時間


例えば、仕事ですごく忙しい人の時間を割いてもらったら、それはvaluable timeだし、旅先で出会った出来事がもとで、新製品のアイデアが生まれたら、それはvaluable timeを過ごしたことになるね。

precious


辞書を引くとこっちも「貴重な」って訳が出てくるけど、それは金銭的価値では無くてもっと主観的な「大切な」って意味なんだ。

いわば、「プライスレス」な大切さを表現するんだ。例えば、「家族と過ごす時間」とか「趣味の時間」なんかは「プライスレス」だよね。
precious time
大切な時間


ところで、どんな名詞でもprecious valuable を付けて修飾できるかと言えばそうではなくて、例えば、
precious memories
大切な思い出
こう言うと、子供の頃のなにか特別な記憶とか、初恋のこととかを連想させるためのピッタリな表現だね。


でも、preciousの代わりにvaluableを使った次のような表現はあまり聞かないね。
valuable memories
価値ある思い出(これはちょっと変


ガールフレンドなんかには、次のように言うと気持ちが伝わるとおもうよ。(けっしてvaluableを使ったら駄目だよ)
You are my precious.
あなたは私にとって大切な人です


ちなみに、「貴金属」はprecious metal、「レアメタル」は英語ではminor metal、さらに「レアアース」はそのままrare earthって言うんだね。


サ~ンキュ~! photo credit: Leonard John Matthews via photopin cc