forward/ahead “進める”を英語で何というべきか?

よく仕事で、「計画を進める」とか「改善を推し進める」なんて言いたいときあるよね。この「ものごとを進める」を表現するのに英語では“forward”か“ahead”をよく使うんだけど、同じ「進める」でもそのニュアンスはけっこう違ってるんだ。

今日は、この“forward”と“ahead”の2つの単語の意味の違いと、どんな場面で使うべきかについて書いていくね。
Top Motivation Hacks - Time to move forward: You can achieve anything if you motivate yourself enough

この2つの単語の意味を辞書で引くと、両方とも、「前方へ」って訳が載ってて、moveとかgoと一緒に使って、「前へ進む(進める)」と言う意味で使われるって事はすぐにわかるよね。

でも、この2つのニュアンスは違ってて、もしその違いを一言でを表現すると次のようになるんだ。

forward:
方向が決まっていて、それに沿って「進める」イメージ。すでに計画や企画があって、それに沿って進めるような時に使われる。
ahead:
今とは違う別のとことへ「進める」イメージ。現在の延長線上ではなく、計画なども含めて、「するか、しないか」と言うことが意味の中心になる。

なんとなく、イメージはつかめたと思うけど、実際にどんな場面で、これらの2つの単語が使われていているか例文をもとに説明していくね。

move forward


まずは、“forward”について書くね。

物事を進める」って言いたいときは、次の例文みたいにmoveと一緒にして“move forward”って表現がよく使われるんだ。

ちなみに、この例文は、投資で再犯防止するというスピーチの一部だよ。

Obama has suggested 300 million dollars in the U.S. budget for these kinds of ideas and structures to move it forward, and a lot of other countries are demonstrating considerable interest.
 
オバマ大統領も、こうした事業に約300億円の国家予算を当てて進めていくべきだと言っています。そしてたくさんの国が高い関心を示しています。

この例文では、すでに取り組みが始まって、その成果も確認できている状況で、さらにその取組を強化していくべきだと言いたいから、forwardを使ってるんだ。


次の例文は、米国でのオーセージ郡エネルギー開発を拡大することに対してのコメントだよ。

We are very pleased to move forward with our expansion plans in Osage County.
我々は喜んでオーセージ郡での拡大計画を推し進めます

すでに、拡大の方向で動いている状況にたいして、賛同していることを表現しているから、ここでもforwardを使ってるんだよ。

ところで、「~を進める」って言いたいときは、“move~forward”と“move forward with~”って2種類の表現ができるけど、“”の部分が長くなる時は後者を使ったほうが収まりがいいね。


もちろん、“move forward”は次の2つの例文みたいに、単に「前へ進む」、「前進する」と言う意味でもよく使われるんだ。

no matter how difficult it is, no matter what pain hits you, choosing to move forward and move on and take baby steps into the future.
 
どんなに困難でも、どんなに苦しくても、気持ちを切り替え前進し、未来へと少しずつ足を踏み出す選択をすることです。

if you're going with the flow, we may absorb a lot of environmental noises, so the wave energy, to actually save some energy to move forward.
 
自然のパターンを見て流れに従うなら、環境的なノイズや波の力を吸収して、(船が)前進する力を保つことができます。


また、次の例文のように、“go”をつかって、“go forward with~”と言う表現も「物事を進める」と言う意味でよく使われるよ。

John Edwards said he and his wife decided together to go forward with his campaign
ジョン・エドワードと彼の妻は、一緒に選挙運動を続ける(進める)ことを決めた。

この他にも、“press forward”て表現もよく見かけるけど、これは、より強く「推し進める」って言いたい時にピッタリなんだ。


go ahead


続いて、“ahead”いくよ。

物事を進める」って言いたいときは、次の例文みたいにgoと一緒にして“go ahead”って表現がよく使われるんだ。

Looks like Google is really going full steam ahead with its shortened URLs.
Googleはどうやら本気で独自の短縮URLを推し進める気のようだ。

この場合は、Googleが短縮URLを「するかどうか定かではない」状況に対して、「本当にやるんだぞ」という意味だから“ahead”を使ってるんだ。

もし、すでにGoogleが短縮URLに取り組んでいることが前提ならば、“ahead”の代わりに“forward”を使えばいいよね。

また、“forward”と同じように「~を進める」と言いたいときは、“with”を使って例文みたいに、“go ahead with~”と言えばいいんだ。


次の例文は、民主主義を利益の視点から考えた場合に、女性の権利を否定するコメントの一部だよ。

the government of Saudi Arabia to say, "Well, our economic growth's okay, thank you very much, considerably better than yours, so maybe we don't need to go ahead with this program on women's rights."
 
サウジアラビアの役人はこう主張するでしょう。「おかげさまで私達の経済は順調に成長しているよ。あなたの国よりよっぽどね。だから女性の権利を認める(ことを進める)必要はないのではないかな。」

この例文の場合、「女性の権利を認める動き」は現状では始まってもないし、それをすると言うことも決まってないから “ahead”を使ってるんだ。

ひとつ前の例文と同様に、もし、すでにその動きが始まってるのならば、ここは“forward”を使うべきところになるんだ。


ところで、この日本語訳では「進める」って意味の言葉がでてこないよね。

この“ahead”の場合、「するか、しないか」が問題の中心だから、日本語に訳すと「進める」って訳を無くしたほうがピッタリな場合が少なくないんだよ。


ahead”を「物事を進める」と言う意味で使う場合、“go”以外にも、次の2つの例文みたいに、“move”とか“push”、“press”なんかもよく使われるよ。

Technology is moving ahead, and these large cargo scanner X-rays that work with the digital system are getting better and better and better.
 
テクノロジーは進歩しています。 こういった大規模のX線貨物検査装置は、デジタルなので性能はどんどん向上しています。

Pushing ahead with nuclear power will mean we really know where all of the fissile material is, and we can move toward zero weapons left, once we know all that.
 
原子力を推進するということは、核管理を徹底することである。それを皆が理解することが、兵器問題と共に我々が前進することに繋がる。

この例文を一見すると、“forward”でもいいんじゃない?と思うかも知れないし、実際、“forward”でもおかしな文ではないんだ。

つまり、どちらを使うべきかってのは、話し手(書き手)が、“forward”(すでに始めていることを進める)、“ahead”(まだやってなっことを進める)のどちらのニュアンスを表現したいかということなんだ。


サ~ンキュ~!
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