dare/on purpose“あえて”“わざと”を英語で何というべきか?

あえて」とか「わざと」と言いたい時は dareon purpose と言う単語を使えばいいってことは辞書を引けば分かるんだけど、この2つの単語の意味は結構ちがってるんだ。

今日は、この2つの単語の意味の違いと、使いどころについて説明するね。

まず、一言で意味の違いをいうと次のようになるんだ。

dare
危険や恐れを顧みず勇気を持ってなにかをする
on purpose
故意に、意図的に

両方とも、日本語では、「あえて」とか「わざと」と表現できるよね。どちらを使うかは、時と場合によるわけだけど、そこの使い分けを例文を使って説明していくよ。


ところで、「わざと」とか「故意に」、「意図的に」と言いたい時によくつかう表現は、on purpose以外にもあるんだけど、deliberately/intentionally “故意に”を英語で何というべきか?にまとめたから、こっちも合わせて読んでね。


dare


まずは“dare”から説明するね。

先にも説明したように、この“dare”は「危険や恐れを顧みず勇気を持ってなにかをする」って意味で、「あえて」と言う時に使うんだ。逆に、「あえて」って言いたい時でも、「勇気が必要ない場面」では“dare”は使わないんだよ。

ん~、言葉で説明するとややこしいから、例文を読んでニュアンスをつかんで。

次の例文は、「あえて」って訳がピッタリな“dare”の使い方だね。

91 percent of the men in Afghanistan, 86 percent of the women, listen to at least three radio stations a day. In terms of their discourse, in terms of their sophistication of knowledge of the world, I think that I would dare say, they're much more sophisticated than rural Americans with college degrees and the bulk of Europeans
 
アフガニスタンでは91%の男性と、86%の女性が、1日で最低3つのラジオ局を聞いています。 論議や、世界に対しての知識は、私から見ると(あえて言うと)、大学を卒業したアメリカ人や、一部のヨーロッパの人よりも洗練されていて いるでしょう。TEDより引用

この例文は、スピーチの一節なんだけど、実は、聴衆の殆どはアメリカ人なんだ。そんななかで、アフガニスタンの方が洗練されていると言うことは、とても勇気がいることなんだよね。


次の例文は、「ネガティブな経済状況の中でさえも、(勇敢にも)楽観的でいられるか?」という意味なんだけど、そういう場合は日本語に訳すと「あえて」よりも「それでも」がピッタリだね。

So, can we dare to be optimistic? Well, the thesis of "The Bottom Billion" is that a billion people have been stuck living in economies that have been stagnant for 40 years
 
さて、我々は(それでも)楽観的でいられるか? 私の著書の要点は、10億人が過去40年間におよぶ、経済停滞の中から抜け出せず...(TEDより引用

dare”は決して日本語の「あえて」とイコールではなくて、「勇気、大胆、恐れずというイメージの行動を表現する」というように覚えといたらいいと思うよ。


次は、スピーチの題目からの例文だけど、「あえて」と訳せないケースだよ。でも、「勇気」のイメージで理解しておくとスーッと頭に入ってくるよね。

Dare to educate Afghan girls
勇気をもってアフガニスタンの少女に教育を(タリバン下では命がけだったよう)
Dare to disagree
勇気をもって対立を


次は、「あえて」どころか、どんな日本語にも訳しにくい例文だよ。でも、やっぱり、「勇気」のイメージで理解しておくと、意味がつかめると思うんだ。

So, the guy is telling the cat, don't you dare think outside the box.
飼い主が猫に決まった場所にしか(オシッコ)、絶対するなと言っているわけです(TEDより引用
つまり、「する勇気を持つな」と言うことで、してはいけないことを強調してるんだけど、この場合、“don't you dare ~”というのは、「~するな」という意味のかなりキツイ表現なんだ。


あと、怒りを表現するときも dare はよく使われるんだよ。

how dare you?
なんだと!?(怒)
How dare you accuse me of lying!
オレが嘘つきだと!?(怒)
Don't you dare talk to me like that!
オレに向かってそんな口をきくな!(怒)
How dare you mock me!
真似すんじゃねぇ!(ワンピース12巻アーロンのセリフ)

on purpose


次に“on purpose”いくね。この、“on purpose”は日本語の「わざと」とイコールと覚えといていいよ。

だけど、やっぱり、場面によっては「あえて」と訳したほうがピッタリの場合もあるんだよ。でも、“dare”みたいに、「勇気をもって」というニュアンスはないから、そこは使い分けを気をつけないといけないね。

次の例文では、on purpose を「わざと」と訳してるね。「意図的に」という意味だけど、「あえて」と訳しても違和感はないよね。

I use Jackson Pollock on purpose as an example because there's a young American artist who paints very much in the style of Jackson Pollock, and her work was worth many tens of thousands of dollars -- in large part because she's a very young artist.
 
わざとポーロックの例を挙げたのですが、それは、彼のようなスタイルの絵を描く、幼いアメリカ人アーティストがいて、彼女の作品は、何万ドルもするからです。非常に幼いのが大きな理由です。(TEDより引用

次の例文では、on purpose を「あえて」と訳してるね。「わざと」と訳してもいいけど、このばあいは、なんとなくだけど「あえて」の方がしっくりくるね。

Dropbox’s new strategy is to be boring on purpose.
Dropboxのやり方はあえて平凡だ。

次の例文みたいに、dare と同じように、「怒り」の表現としても使えるんだ。

You make it sound as if I did it on purpose!
僕がわざとやったかのような言いようだな!(Longmanより引用) 

サ~ンキュ~!
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